教育会長挨拶

 松本市教育会は、明治17年より続く伝統ある組織です。地域の教育を豊かにするため、教員が自主的に交流や研修を通して築き上げてきた松本市の教育基盤は、「学都松本」と言われる所以の一端です。本会を代表しまして、会長がご挨拶申し上げます。


令和6年度松本市教育会会長  山口 昇一 (清水小学校)

 この度、松本市教育会の役員選挙において、教育会長となりました清水小学校の山口昇一と申します。どうぞよろしくお願いします。今年は、教育会140周年の記念の年です。長い伝統のある松本市の教育会を次世代につなぐため、微力ながらお手伝いしたいという気持ちで努めて参りたいと考えています。

 さて、昨年度の松本市教育会は「すべては子どものために」と、教職員の「まなびづくり」「なかまづくり」をキーワードに活動を進めてきました。「まなびづくり」は、信濃教育会と共同で各種研修の紹介と運営。また、各種・教科等研究委員会では松本独自の研修・研究の推進、さらに、研修補助・教育論文補助で先生方の「まなび」の支援をしてきました。そして「なかまづくり」のために、同好会活動への支援を通して学びたい先生方を後押したり、松本市の新規採用教員懇談会の企画などを通してお互いから学ぶ「なかまづくり」の場を提供したりしてきました。

先生方は、それぞれが専門性をもっています。自分の得意なところを伸ばし、子どもに返していく。それが我々の日々の研修ではないでしょうか。しかし教職員は学校内だけでつながっていることが果たしてよいのか。やはり、多くの仲間と「つながり」、お互いの授業から学んでいくことが、結果として子どものためになるのではないでしょうか。そのためにも、今年は「つながりづくり」もキーワード加え、他校の先生方と「つながる」、同じ専門教科の先生方と「つながる」、同じ学びを求めている先生同士が「つながる」、そしてさらには郡市を越えて他郡市とも「つながり」、同好会や教科研究の中で今まで以上に連携が進むよう努めていきたいと考えています。

 

私自身も多くの先生方と「つながり」、子どもたちのことを語り合い、将来の松本の教育の発展を願い、次世代へ「つなげて」ゆきたいと活動していきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。